
社内で環境ビジネスを立ち上げる
「自社でSDGsに取り組みたいが、何から始めたらよいのか分からない」「脱炭素、資源循環、生物多様性。キーワードは気になるものの、自社でどのように関わったらいいのか分からない」・・・自社のSDGsアクションに悩む企業・団体の皆様が数多くいらっしゃいます。
このような潮流を踏まえ、静岡県では、SDGsを実現する環境ビジネスに取り組みたい法人を対象として、自社で環境ビジネス/環境プロジェクトを立ち上げるための「SDGsスタートアップ講座」を開講しています。
SDGsや環境ビジネスに精通した実務家を講師/メンターに迎え、すべて無料でご提供。オンラインで気軽に受講できる基礎コースでは、環境ビジネスの基礎から事業アイデアの生み出し方まで、実践事例を交えながら分かりやすく解説します。
Program
基礎コース
事業構想編
Startup Session
環境ビジネスの基礎、事業アイデアの生み出し方、事業構想への展開について、環境ビジネスの事業開発に専門知見を持つMBA教授に解説いただきます。
実践事例編
Practice Session
静岡県SDGsビジネスアワードで受賞実績を持つ株式会社ウミゴー様より、漁港の釣り場予約サービス「UMIGO」を通じた環境ビジネスの実践について紹介いただきます。
ネクストステップ編
Perspective Session
SDGsスタートアップ講座を経て社内で事業の立ち上げに取り組んでいる企業の動向について静岡県環境政策課が紹介し、実践コースへの接続をご案内いたします。
事業構想編
環境ビジネスの基礎、事業アイデアの生み出し方、事業構想への展開について、環境ビジネスの事業開発に専門知見を持つMBA教授に解説いただきます。
SPEAKER
登壇者
谷中 修吾
BBT大学大学院 経営学研究科 MBA 教授 / BBT大学 経営学部 教授
静岡県湖西市出身。ビジネスプロデューサー/クリエイティブディレクター。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻卒。外資・戦略コンサルティングファーム Booz Allen Hamilton にて、政府機関・民間企業の戦略立案・実行支援を経て現職。国内最大級の地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」を立ち上げ、超絶まちづくりの集合知を社会にシェアする取組を展開。地方創生分野において、内閣府、総務省、環境省、農林水産省、文部科学省で有識者を務める。 環境ビジネス分野では、環境省「グッドライフアワード」総合プロデューサー、環境省「地域循環共生圏プラットフォームの在り方検討委員会」委員、OECD(経済協力開発機構)農村イノベーション委員会のエキスパート委員などを歴任。慶應義塾大学SFC研究所 上席所員。世界30ヶ国を遍歴し、国内外の地域創生に専門知見を持つ。BBT大学では、2018〜2022年、経営学部グローバル経営学科の学科長として4年の任期を務め、在任中には世界初のアバター卒業式を実現。著書『最強の縄文型ビジネス』(日本経済新聞出版社)で、1万人のビジネスリーダーが選ぶ「TOPPOINT大賞」にてベストビジネス書として受賞。静岡県SDGsビジネスアワード及び静岡県SDGsスタートアップ講座で総合プロデューサーを務める。
環境ビジネスの基礎
SDGs、脱炭素、資源循環、自然共生、生物多様性…
グローバルな目線で環境ビジネスの潮流をざっくりと概観した上で、「今さら聞けないSDGs」という原点に立ち戻りながら、そもそも環境ビジネスとは何なのか?について解説されます。
また、環境分野で取り上げられることの多い「脱炭素」「資源循環」「自然共生」「生物多様性」などのキーワードについても理解を深め、平易な言葉で全体像を把握できるようになります。
事業アイデアの生み出し方
0から1を生み出す価値創造型のビジネスデザイン
環境ビジネスと言えども、真面目に考え過ぎる必要はありません。御社の関心事に合わせて、自由に事業アイデアを生み出すことができます。
本講座では、事業を生み出すアプローチとして「問題解決型」と「価値創造型」という2つの考え方が紹介され、特に0から1を生み出すことに強みを持つ「価値創造型」のビジネスデザイン技法について解説されます。
社内で環境ビジネスを立ち上げる上で実践的な手法をご紹介いただく予定です。
事業構想への展開
超速で事業を立ち上げるリーン・スタートアップ
着想した事業アイデアを具体化していくためには、事業アイデアのビジュアル化を実践しつつ、社内でコンセンサスを得られるような事業構想に展開することが重要です。
そこで、超速で事業を立ち上げるマネジメント手法としての「リーン・スタートアップ」を取り上げ、構築-計測-学習から構成される一連のサイクルを活用しながら、御社の環境ビジネスに関する事業構想を描けるように解説いただきます。
実践事例編
静岡県SDGsビジネスアワードで受賞実績を持つ株式会社ウミゴー様より、漁港の釣り場予約サービス「UMIGO」を通じた環境ビジネスの実践について紹介いただきます。
SPEAKER
登壇者
國村 大喜
(株)ウミゴー 代表取締役社長
2024年2月、西伊豆町を本社とする海業振興スタートアップ株式会社ウミゴーを創業し、日本初の漁港の釣り場予約サービスを開始。同社が開発したスマートフォン向けアプリ「UMIGO(ウミゴー)」は、漁港に釣り場を設定し、登録者が時間と区画を予約し、料金を払って釣りをする仕組みである。釣り人を「責任ある漁港利用者」と位置づけ、利用料の一部は漁港に還元し、釣り人と漁港の双方にメリットが生まれるシステムを生みだし、全国への普及を目指している。
2023年度グッドデザイン賞受賞。2024年度、静岡県SDGsビジネスアワード優秀賞受賞。
漁港の釣り場予約サービス「UMIGO」
釣り場の環境が保全される
2024年度、静岡県SDGsビジネスアワードにて優秀賞を受賞した株式会社ウミゴー様より、日本初となる漁港の釣り場予約サービスの取組を紹介いただきます。
ウミゴーは、釣り人が漁港の釣り場を利用する際に、アプリを通じて予約・決済を行い、ルールを遵守して釣りを楽しむことができるサービスです。
漁港の釣り場を適正に管理し、釣り人、漁業者、地域社会が共存できる環境を構築することを目指しています。
事業開発の経緯
事業を生み出した舞台裏とは?
株式会社折ウミゴー様では、どのようにして漁港の釣り場予約サービス「ウミゴー」を生み出したのでしょうか?
事業を立ち上げることになったキッカケや、事業アイデアの着想に関する実話とともに、事業開発を進める上でのポイント(うまくいった施策、事業推進における創意工夫、直面した課題に対する解決方法)についてお話しいただきます。
環境ビジネスの展望
スタートアップの目線で考える公共性と事業性の両立
株式会社ウミゴー様では、日本全国の釣り場の課題を解決する環境ビジネスを推進していく上で、今後、どのようなロードマップを描いているのでしょうか?
事業の課題、成長性、意義などに関して率直な見解をお話しいただき、環境分野における公共性と事業性の両立について考えます。
スタートアップの目線で環境ビジネスのあり方を考えるヒントにしてください。
ネクストステップ編
SDGsスタートアップ講座を経て社内で事業の立ち上げに取り組んでいる企業の動向について静岡県環境政策課が紹介し、実践コースへの接続をご案内いたします。
昨年度のSDGsスタートアップ講座を経て実践実例が続出!
社内で事業を立ち上げるためのネクストステップとは?
Information
SDGsスタートアップ講座2025
基礎コース@Zoomウェビナー
2025年8月19日(火)入室 14:50〜/開演 15:00~17:00
14:50 入室開始
15:00 オープニング/主催者挨拶
15:05 事業構想編
16:15 実践事例編
16:45 ネクストステップ編
16:55 各種案内
17:00 閉会
<対象> 静岡県内に拠点を持つ企業・団体であれば、幅広く歓迎します(業界・業種は不問/組織の規模や法人格の種類は不問[法人格を未取得でも起業予定の方は受け入れます]/環境ビジネスに関する事業経験は不問)<参加費> 無料 ※要・事前登録
<参加方法>エントリー後、本番前日を目安に、主催者からZoomウェビナーURLをメールでお伝えします
Entry
静岡県主催「SDGsスタートアップ講座【基礎コース】」は、本講座の趣旨に賛同する企業・団体であれば、幅広く参加を歓迎いたします。
参加費は無料ですが、事前登録が必要です。以下のボタンをクリックしてお申し込みください。エントリー後、本番前日を目安に、主催者からZoomウェビナーURLをメールでお伝えします。
皆様のご参画をお待ち申し上げております。